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ある日の昼下がり、格子戸から漏れる柔らかな陽射しが うす暗い小上がりに光の道を作る。 誰に気遣うこともなく、ふと立ち寄ったそば屋で 静かに「私宴」が始まる。 ほどよく飲ったら長居は無用、 締めのそばをたぐって店の暖簾をくぐったら 軽い酔いと幸福感に包まれながら家路につく。 男一人で過ごす休日に、このささやかな愉しみやいかに?
・・・てな感じで某作家が言ったかどうかは定かではありませんが その昔、そば屋が「粋人の社交場」になっていたことを考察してみると、 ストレスの多い現代人にこそ、 こうした時間の過ごし方が必要なのでは?と思えてなりません。 たまの休日に、こうして遅いお昼ついでに 軽く一杯(ほどほどが肝心)というのは実にリラックスできるものです。 昼下がりから宵の前まで、本格的に飲るのにちと気が引ける時間なら 「そば屋で軽く一杯」をオススメします。
お子さんからお年寄りまで、 みな思い思いにそばを楽しんでおられるのを 厨房から見るのが好きです。 先々代・先代から受け継いだ伝統の味、 そして変わらずご愛顧くださるお客様あっての「藪蕎麦」ですが、 洋食技法を学んだり、そばを使ったオリジナル料理の開発をしたりと 日々、私なりの理想を伝統に組み入れる努力も怠らず行っております。 お近くにお立ち寄りの際には、お気軽にお立ち寄りください。
(岸本裕一)
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